高等学校卒業程度認定試験とは?受け方や対策方法を解説!
掲載日:2024-12-20(金)
こんな人にオススメ!
・高卒認定試験を受けたいと考えている人
・高卒認定試験の説明を読んでもイマイチよくわからない人
・そもそも高卒認定試験とは何か知りたい人
高校を卒業していなくても、卒業した人と同等の学力があると認めてもらえる「高等学校卒業程度認定試験」。「高認」や「高卒認定試験」などの略称を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、高等学校卒業程度認定試験がどのようなものなのか、受ける意義、試験情報、対策などの観点から幅広く解説します。
目次
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高等学校卒業程度認定試験とは
どんな人が受けるどんな試験なの?
高卒資格との違い
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試験情報について
受験資格
科目と合格要件
試験形式と合格ライン
試験日程と時間割
試験会場
受験費用
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試験を受ける時は
出願方法
対策方法
新課程試験の変更点
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まとめ
高等学校卒業程度認定試験とは
そもそも、高等学校卒業程度認定試験とはどのような試験なのでしょうか。
どんな人が受けるどんな試験なの?
高等学校卒業程度認定試験に合格すると、高校卒業が要件となっている資格を取得したい場合などに、実際に卒業している人と同等の学力を持っていることを証明でき、資格試験を受けることができるようになります。大学進学に使える他、国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)や小学校教員資格認定試験などの受験にも使うことが可能です。
そのため、なんらかの理由で高校を卒業できなさそうな人、不登校で高校の単位を取り切るのが難しそうな人、中卒だけれど大学に進学したい人、そして高卒と同等レベルの学力が認められないと受けられない資格が欲しい人などが受験します。高校に通わなくてもその先できることが増えるのが高卒認定、というわけです。
出典:
高認合格によって受験できる採用試験・国家資格
「受験できる採用試験・国家資格一覧」
- (文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/20240229-mxt_syogai02-mext_1334943_shikaku.pdf
高卒資格との違い
ただ、高卒認定は高卒資格とは異なります。高校に3年間在籍して卒業した場合に得られる高卒資格とは違って、高等学校卒業程度認定試験は合格しても中卒扱いです。あくまでその先の進学、資格取得のための試験であって、高卒として扱ってもらえるわけではないことに注意しましょう。そのまま就職する場合はやはり高卒と比べて不利になることもあります。
試験情報について
では、ここからは高等学校卒業程度認定試験がどういった形式で行われるのか、試験情報について項目ごとに詳しく説明していきます。
受験資格
受験資格を持っているのは、受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人です。すなわち、高校1年生以上ということですね。ただ、例えば満16歳で受験して合格要件に達したとしても、満18歳になるまで合格者としては認められません。これは単に18歳未満が大学受験を受けられないようにするためのルールです。
また、高校を卒業している人、すでに高等学校卒業程度認定試験に合格している人など、大学入学資格を持っている人は受験することはできません。昔の大検に合格している人にも受験資格はありません。
科目と合格要件
試験が行われる科目は表の通りで、8~9科目合格することで高等学校卒業程度認定試験合格となります。1回の試験で全ての科目に合格する必要はなく、免除申請を活用して科目を何回かに分けて受験することが可能です。また、学校でその科目の単位を一定取得していたり、英検などの技能審査に合格していたりすることで、科目免除を使うことができます。そして、すでに合格した科目も免除可能です。
高校の指導要領の改定に伴い、地歴公民の科目区分が変更になりました。詳しくは下で説明しますが、試験を受ける方は変更点をしっかりチェックしておくようにしましょう。
出典:
高認試験の試験科目、合格要件について
「高認 - 試験科目、合格要件」
- (文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20240723-mxt_syogai02-mext_000014018_1sikenkamoku.pdf
高認試験科目の免除について
「高認 - 免除要件」
- (文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/06033010/007.htm
試験形式と合格ライン
試験形式はマークシート式です。つまり、基本は選択問題ということになります。
また、試験合格率は2人に1人ほどです。各科目100点中40~50点取れば合格できると言われています。独学で対策が可能なレベルで、しっかり勉強すれば合格できるようです。
出典:
参考:パンフレット
「高等学校卒業程度認定試験パンフレット」
- (文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20240301-mxt_syogai02-mext_000013750_ippan.pdf
試験日程と時間割
試験は8月と11月、年に2回実施されます。年度ごとの詳しい日程は文部科学省のホームページを確認するようにしてください。出願期間がそれぞれ4月〜5月、7月〜9月となっており、比較的早めなので注意が必要です。まだ2025年度の日程は発表されていませんが、受験を考えている方は常にアンテナを張っておくようにしましょう。
試験の時間割は表の通りです。受験しない科目や免除申請をした科目は受けに行く必要はありません。受験する科目に関しては、開始時刻の30分前までに試験会場に来場、開始時刻10分前には試験室に入室する必要があります。試験に遅刻した場合、開始時刻から20分までなら試験を受けることができますが、試験時間を延長してもらうことはできないので、遅れないように注意しましょう。
試験会場
試験会場は各都道府県に1会場ずつ用意されています。また、全国の少年院、刑務所等の矯正施設でも試験が実施されるようです。2024年度の会場は以下の通り。
受験費用
受験費用は3科目以下は4,500円、4~6科目で6,500円、7~9科目で8,500円となっています。
試験を受ける時は
高等学校卒業程度認定試験を受けると決めた場合、何をしなければならないのでしょうか。出願と対策に分けて説明していきます。
出願方法
出願手続きはオンラインで完結します。まず、願書を請求し、必要書類を用意してください。願書はスマホ・パソコンから資料請求するか、電話で請求、もしくは国指定の受け取り場所まで取りに行くことで手に入れることができます。必要書類は受験者にもよりますが、
・願書
・住民票・戸籍抄本
・単位修得証明書・単位修得見込証明書様式
・証明書交付願・各種申請用紙
などが必要になってくるでしょう。文科省ホームページには出願書類フローチャートがあり、そこで受験者一人一人が必要な書類を確認できるようになっているので、活用してみてください。
また、上記の通り、受験費用は3科目以下は4,500円、4~6科目で6,500円、7~9科目で8,500円です。お金の準備も忘れないようにしましょう。
対策方法
独学で対策する
高等学校卒業程度認定試験は、独学で対策可能な試験と言われています。6年分(12回分)の過去問が文科省のホームページに掲載されているので、まずは古いものから解いてみましょう。解けなかった部分は教科書を使って復習する形で勉強すると効果的です。合格点が40点〜50点とされているので、50点以上安定して取ることを目標に勉強してみましょう。また、市販の専用問題集もあるので、過去問だけでは対策し足りない方はそれも使ってみるといいでしょう。
予備校の高認コースを利用する
独学では合格できる自信がない場合、予備校の高認コースという専門の対策コースや高認専門予備校があるので、それを利用するのも一つの手です。多くの科目を計画的に勉強するのは難しいですが、予備校なら一人一人に合ったペース、レベルの計画で勉強するのをサポートしてくれるはずなので、各予備校のホームページをじっくり読んで検討してみてください。
新課程試験の変更点
2024年度から、高校の指導要領の改定に伴い、科目区分の変更がありました。これまでは地理、世界史、日本史がそれぞれAとBに分かれていましたが、これからは地理と歴史の2科目というくくりになるようです。また、以前は現代社会、倫理、政治・経済はそれぞれ別の科目として扱われていましたが、これを公共としてひとまとめにすることになりました。
自分が受験する際に今回の変更点が関係してくるかどうか、しっかり確認してから対策に臨むようにしましょう。すでに地理Aなどの前の指導要領に対応する科目で合格をもらっている場合の受験方法についてはこちらをご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。高等学校卒業程度認定試験の概要、試験情報、受験や対策の仕方について説明しましたが、文部科学省のホームページで詳しく確認することができるので、受験を考えている方は覗いてみてください。
まとめ
・高等学校卒業程度認定試験に合格すると、高校を卒業していなくても、卒業した人と同程度の学力を認めてもらえて、高卒が要件にある大学受験や資格試験の受験ができるようになる。
・試験は年に2回、各都道府県につき1つずつの会場で行われる。
・全部で8~9科目合格すれば高卒認定合格者とされるが、一度の試験で全ての科目に合格する必要はない。
・各科目50点以上取ることを目指して対策をするといい。独学でも対策可能だが、高認専門予備校などを利用するのも一つの手。